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私、サツキタクヤが日々見たこと感じたことを書いてます。音楽制作、プラモデル製作、イラスト、料理、その他日常生活の日記です。

【Waves】格安セールとWUPとアップグレードについての備忘録【損しない為に】

 

最近何かとセールが多くて話題の老舗プラグインベンダーのWaves

2020年代も近づいている今となっては他社のベンダーも良いものを出してきたせいか、古くさいと感じるプラグインも多いですが、僕はMIXやマスタリングだけでなく制作時も未だに手放せないプラグインがたくさんあります。正直Waves無しで作業しろと言われるとかなり困るれベルで必需品です(笑)

 

 

今も25周年セールでDiamond bundleが破格の174$とかいうバカみたいなセールやってますね。(約2万円ほどです)

 

↓まじで格安すぎて持ってない人は全員買うべきというレベル

everyplugin.com

 

ちなみに公式HPの方ではPlatinumからDiamondへのアップグレードが90$とかいうこれまたバカみたいな破格でしたので僕も速攻でアップグレードしました。

 

 

65種類のプラグインが入って2万円なんだからほんともう価格破壊ですよね…ちなみに4年ほど前のDiamondの価格は10万円ほどでした…(笑)

 

僕はPlatinumを4年前に7万円で買った口なので普通に凹みますね…(笑)

 

DTMerだけでなく、歌ってみたや弾いてみたみたいな特定のコンテンツで活動されている方もこのバンドル一つでノイズ取りやピッチ補正から2MIXまで終わらせることができちゃいます。ちょっと本格的にミックスとかしてみたい人にもほんとオススメです。

 

 

 

さて、WavesにはWUPという1年間の更新保証制度がありますよね。

これはWavesの製品購入時から1年間はメジャーアップデートや所有バンドルに新たにプラグインが追加された時に、それらが無償で更新出来ますよ〜ってやつです。

 

 

1年後、WUPの期間が切れてしまうと更新料金を払ってWUP期間をまた1年追加することが出来ます。

 

 

一時期Wavesの製品はセールで安く購入してもWUPしないとライセンスが切れて使えないんだから結局高いみたいなデマが広がりましたが、重要なのはWUPの期間が切れてもライセンスが失効するわけではないということです。

 

 

つまり購入から1年後、WUPの更新をシカトしたとしても、購入時のライセンス自体は生きているので、なんの問題もなく使えてしまうということになります。

 

 

じゃあWUPってなんのためにあるんだよ!!!!

 

 

って話ですし、更新料が所持プラグイン数によってWUP最大価格の300$に達する方もいると思いますので中々に高額な出費となります。

 

 

そこで私がWUPについてサポートに問い合わせしたことをここに纏めておきます。

Waves導入したい方でWUPがネックになって迷っている方等の助けになれば幸いです。

 

 

まずはWUP期間でないと出来ないことを纏めておきます。

 

WUP期間中でないと出来ないこと

  1. メジャーアップデート時にアップデートされたバージョンを使用する
  2. 所持バンドルに新たに追加された製品をダウンロードして使用する場合

 

恐らくWUP期間中でないと出来ないこと、つまりWUPが必要となる時というのはこの2パターンのみだと思われます。

 

 

これがどういうことを意味するかを説明します。

Waves製品を買った時点で付属するライセンスは、常に一番最新のバージョンのモノが付属します。WUPとはその状態から先1年で何かしらの更新があった場合には無償で最新版に更新できるよーってことです。

 

つまり先程も述べたとおりWUP期間が切れてもライセンスが失効するわけではありません。あくまでメジャーアップデートと追加プラグインの更新権利が無くなるだけです。

 

 

Wavesを購入する場合は最新版のWavesの動作環境と、所持PCのOSを確認して購入しているはずですし、まず間違いなく動作する環境が整ってるはずです。

 

 

逆に1年後、WUPの期間が切れる際に使用しているPCのOSも変わらず、この先1年間もPC環境を変化させることがないとか、この先追加されるかもしれないプラグインは別にいらないかなというのであれば、高額なWUP更新料金を払う必要は無いのです。だってWaves動くんだもの。

 

 

 

ところが、1.のメジャーアップデートについてですが、これが個人的にややこしいポイントでした。

 

Wavesは数年に一度バージョンをメジャーアップデートします。

その際にはインストーラーや、対応OS等の仕様変更が発生するのですが、使用しているOSが動作対象外となった際にはWavesが動かなくなってしまいます。

 

その場合、Wavesを使い続けるためには

 

①メジャーアップデートを諦める

②最新のWavesかOSが使いたいので、OS更新後、Wavesもメジャーアップデートをする

 

という2択になるのです。

 

①は非常に単純です。PCの環境を変えずに、Wavesの環境も変えない。現状維持をすることでWavesを動かします。

 

 

この場合、Wavesを使い続けるためにPCの環境も古いものを使い続けることになります。現在WinもMacも結構頻繁にOSのアップデートが有るため、2,3年も経てばあっという間にレガシー環境となることも多いので、正直個人的には余りオススメではありません。(このことについては別記事を記載します)

 

 

 

対して②の両方更新して最新の物を使うという方法があります。

 

↑ここ!!この考えが今回の落とし穴!!!(うるさ)

 

 

Wavesにはアップデートに種類があり

メジャーアップデートマイナーアップデート

の2種類が存在します。

 

 

メジャーアップデートとは

V7→V8→V9

の様に大きな仕様変更の事です。現在はV9というものが最新となっています。V8→V9は2012年だったのでもう5年もメジャーアップデートは来ていないことになりますね…(笑)

 

このアップデートを適応させるためにはWUPが必要であり、大きな仕様変更による動作対応過去OSの切り捨てが行われます。先程述べた、OSが動作対象外となる原因の一つです。

 

 

対してマイナーアップデートとは、V9等のバージョン内での小さなアップデートを言います。

V9.3→V9.6→V9.91

のようなアップデートですね。

こいつの更新権利はWUPとは全く関係ありません。

 

 

私が馬鹿なだけかもしれませんが、私はこのマイナーアップデートもWUPが必要なのだと勘違いしていました。

 

なぜなら、Wavesの公式HPにログインしてMy Productから所持シリアルを確認すると、シリアルのバージョンがずっとV9.2と表記されていたからです。

 

f:id:satsuki_takuya:20170927173449p:plain

↑こんな感じですね。

私のPlatinumのWUPは2015年にとっくに切れているので、マイナーアップデートができずに、9.2のままなのかーと思っていましたが、どうもおかしいと気づきました。

 

 

というのも、先日Abbey Road Collectionを購入したのですが、そのシリアルですらバージョンがV9.2のままになっているのです。今2017年っすよ!?2017年に購入した物なんだから最新版のV9.91じゃないとおかしいわボケェ!!

 

 

そう思って穏便にサポートに確認したところ、My Productで確認できるバージョンはあくまでシリアルに関するバージョンであり、プラグイン自体のバージョンとはまた別物とのこと。

 

 

つまりシリアルのバージョンがV9.◯だと、V9に関するマイナーアップデートはWUPなしでも受けられるし、最新のバージョンのプラグインが使用できるよーって事らしいです。

 

 

分かり辛ッ!!!

 

V9初期のときに使用できていたOSX10.9Mavericksは、確かV9.3へアップデートされた際に動作対応外となってしまいました。

 

このときはOSMacに慣れてなく、OSをYosemiteに更新してしまったので「これが噂に聞くWUPが必要な理由か…」と思いつつもWUP期間内だったのでWavesのバージョンを更新し、その後yosemite環境でなにも困らなかったため、今まで3年間ほどYosemite環境にPlatinumで作業をしていました。

 

逆に言うとWavesの最終更新が3年前と古くてyosemite環境に依存してるのでMacSierraに更新できなかったんですよね。CubaseもそのせいでPro 8で足踏みです。

 

 

だから私が使用しているWavesで最新版の9.91を使うにはWUPが必要なんだろうなーと思っていました。ところが先日のセールでAbbey Road Collectionを購入した時に、

 

「こいつは新しく買ったからV9.91なのかー。PlatinumはV9.3なのになー。新しくかったWavesにWUP期間合わせたいし、MacのOSもyosemiteからSierraに更新したいしそろそろPlatinumもWUPかアップグレードするかー…」

 

なんて考えてたらMy Productで全部V9.2なんて表記されてるもんですからそりゃ目からウロコですまじで。

 

 

まぁ結果的にマイナーアップデートはWUP関係ないので、私はWUPせずともV9.91のWavesが使えますし、My Product上での表記と実際に使用しているプラグインのバージョン表記は意味が異なりますので、心配する必要もなしということです。

 

 

私個人としてはSierraのメモ機能がiCloud対応になったことで制作上のメモがiPhoneiPadで共有できるという恩恵を受けたかったので、凄くOSを更新したかったんですよね。

 

ところがV9.3はSierraじゃ動かないんですって。

 

Wavesのみが足かせと鳴っていたのでWUPするかDiamondにアップグレードしてしまうかーと考えていました。(バンドルのアップグレードでもWUPが更新されます)

 

 

でも実際にはアップグレードもWUP更新も必要なくSierra対応のV9.91を使用する権利があったということですね…(笑)

 

 

結果私は②のOS、Waves両方を更新して最新のものを使うという方法が取れたわけです。

 

 

ここに関しては本当にわかりにくい部分だと思います。というかマイナーアップデートでOSを切り捨てないで頂きたい本当に紛らわしいです(笑)

 

 

WUP費用>Diamondへのアップグレード価格

となるのであればWUPもついてくるアップグレードの方がプラグインも増えてオトクなのですが、これで費用0でOSとWavesを新しく出来るじゃんと思ってましたが

 

Diamondが90$というのはやっぱ買っちゃいますよね…

 

実際僕はクーポンと、Center所持だったので74$でDiamondになりましたナニコレェ

 

個人的にUADや他社プラグインもあるのでDiamondは要らないのですが、HorizonやMercuryへの踏み台が74$はかなり破格と感じたので…。

 

恐らく今回Platinum→Diamondのアップグレードがここまで安いのはDiamondがセール中だからなのですが、(通常時の同アップグレードは300$だったと思います)セールがアップグレードにも影響するということは、将来的にこの流れでHorizonが格安セールになった時の踏み台に持って来いだと個人的には感じます。

 

 

Platinumからだとラウドネスメーターやノイズ除去系のプラグインが主な追加なので地味といえば地味ですが…(笑)

 

そろそろV10も来ると思いますし、こんなにやっすいならここらで一旦更新しておこうかなと。WUP期間中にメジャーアップデートが来たら儲けですね(笑)博打です(笑)

 

 

 

 

 

つまりまとめると、

 

  1. WUPはメジャーアップデートが必要な場合に購入
  2. WUP価格>アップグレード価格ならアップグレードが得(WUPも付くので)
  3. メジャーアップデートによるOS切り捨て、やバンドルへの追加プラグインが欲しい場合はWUPが必要

 

 

この3点ということです。それ以外ではWUPする必要なんざ全くありません。

 

WUPは所持製品数で価格が決まりますが上限は300$です。Platinumで確か昔245$ほどだったので今回のセールでDiamondを購入した方は恐らくWUP費用を支払う場合300$近くかかると思います。

 

しかしよく考えるとWUPの恩恵が一番でかいメジャーアップデートは2012年を最後にもう5年も来てません…(笑)

 

しかもマイナーアップデートで対応OSをWavesが無償で更新してくれるのであれば、次のV10へのメジャーアップデートにWUPもしくはアップグレードを考えるのが一番損しない方法と思われます。

 

 

はぁーサブスクリプション制みたいに搾り取られるイメージがあったWUPですが全然そんなことない善良な仕組みですね…WUPの価格は高いですが(笑)

 

WUPの価格が高いならいっその事毎年払うWUP価格分を貯金してアップグレードしちゃおうぜっってのが一番賢いですね。

 

 

唯一の欠点は本当にこの制度がわかりにくいことでしょうか。

 

 

というわけでWUPに関することでWaves導入を迷っている方は迷わず購入しておkだと思います。最近のWavesはかなり安くなってますしコスパ最高です。ミックス時エフェクトの使い方の基礎も学べると思います。

 

 

長くなってしまいましたが備忘録の殴り書きですので許してください…(笑)

 

 

何かご質問あれば分かる範囲であればお答えしますのでお気軽にどうぞー。

ではでは。