CubaseとAbleton Live
タイトルにもありますが、私は製作時にCubase Pro 8とAbleton Live9 Standardを使い分けております。
どちらも国内外問わずに人気のDAWなんですけど、やっぱりそれぞれにしか出来ないことがあって、こいつらが合体してくれたら最強なのにな〜と日々思うばかりです。
というのも、作業工程がどこからスタートするかによってかなりアプローチが変わってくるんですよね私の場合…
サンプリングして、上ネタを叩きながらトラック作るならPushが使いたいのでLiveからスタートします。
コードから作るならコードアシスタントの有るCubaseが断然楽ですし、自分では思いつかないような発想が飛び出してきます。
ミックス案件ならコンソール画面が存在するCubaseが視覚的にもわかりやすいです。
鍵盤上でのアレンジに行き詰まったらPushの力をかりてスケールの音を無造作に叩きます。これもLiveじゃないと出来ない。
正直なこと言うと、個人的には機能的な面や、画面の見やすさではCubaseが圧倒的に勝っていると思っています。特に前述したコードアシスタントは非常に強力です。ショートカットの設定や、プリセットの設定など、自分好みにカスタマイズすれば鬼に金棒のようなDAWです。
対してLiveはそれ単体だと味気ないですが、Pushの存在が大きな影響を与えています。
即座にオーディオをAttackでカットして各パッドに当ててそれをドラムラックにぶち込んですぐに叩けます。
Push自体のパッド配置も素晴らしく、鍵盤とは違った発想のフレーズが作れたり、スケール機能もかなり優秀です。
一見するとこの使い方だとMaschine+Cubaseでいいのではと思うかもしれませんが、MashineはDaw上で音を鳴らす際はMashine内でシーケンスを組んでそれをDAWに落とし込むという作業が発生しますし、管理が非常にややこしいです。
また、Pushのようにパッド数が有るわけではないので、メロディーラインの幅が狭いです。
MashineはMk2→Studioと使っていましたが、正直あと一歩使いやすさが上がればなぁという印象があり、Pushに買い換える際に売ってしまいました。
mk3の動向次第では導入もありますが、他社製DAWとの連携性の向上については微妙なところでしょうし、なにより結局フレージングをPushに頼る現状を考えると、どうしてもMaschineではPushの代わりにはなり得ません。
しかしCubaseには今サンプラートラックなるものが有るらしいじゃないですか!!
念願のトラックでしたが、残念なことにAttack検出による分割はできないとのこと。
それさえできればああああああああああと思ったのですが、やっぱりPushのあのアトランダムな音の鳴らし方はCubaseでは出来ないので、Pushに依存してしまっているこの体ではLiveがやはり最適ということになりそうです。
結局のところCubaseのコードトラックに依存している部分もありますので、コードワーク時のみCubaseを使用して、制作した進行をmidiで起こして、Liveで使用するのが一番てっとり速いでしょうね(笑)
しかしCubaseのマッピング関係の使いやすさは凄いと思います。Ableton Liveではマッピング編集はおろか、ショートカットの変更すら出来ないので…
Liveがその辺を順当に強化してさえくれればさっさとLive一本化できるんですけどねぇ…
Abletonさーーん見てる???
(オチこれかよ)