2mixについて思うこと
我、プラグイン買いすぎ候
どうもご無沙汰です。
仕事の関係上転勤で岡山に居る私です。
岡山県のとあるど田舎に10月まで住まなきゃいけんのですが、もうほんと周りに何もない。
何もなさすぎてお金を使うことも無いのでついついプラグイン買っちゃう星人になってしまう…。
最近のWAVESはあれですね。凄いですね。もう殆どのプラグインの開発費の元を取ってしまったのか、ウルトラハイパーミラクルセールを打ちまくり見事に我が財政を圧迫しております。
私も先日CLA Classic CompressorとAbbey Road Collectionをまんまと買ってしまいました。
定価だと2つでいくらするんです…?と思って調べたら驚愕の約20万円!!!
それが約150$で買えるんならあんなもん誰でも買っちゃうわよ…ねぇマリー?(誰)
これでWavesは
・Platinum
・CLA Classic Compressor
・Abbey Road Collection
にプラスして単体で
・Vocal Rider
・Center
・SSL E-Channel
がある状態なので、ほぼほぼやりたいことはなんでも出来る状態に。あとはG-Channelとバスコンプ入ってるバンドルだけ買い足したらもうWavesはしばらく良いかなーと思う次第。
エンジニアリング系のプラグインで後ちょっと気になるのは
・FabFilter “Pro-Q 2”
・OZONE7 ADVANCED
くらいでしょうか。とくにFabFilter “Pro-Q 2は知人が使っているのを見てほんと欲しいです…。
ミキシング依頼を受け持つことが最近多いので、どうしてもエンジニアリング系のプラグインを買い漁りがちですが、そろそろソフトシンセも新しいのが欲しかったりします。エスニーーーーーックな音源でオススメないっすかね…
前置きはともかく本日のお題
◼2mixで使う道具について
仕事でも遊びでもなんでも、道具を使って物を作るときって、その道具の使い方を正しく理解していないと自分の思い通りの物が作れないじゃないですか。
これは僕の持論なんですけど、そういう場合に道具の使い方を勉強するときって、自分が使ってる製品についてだけ勉強するだけじゃなくて、ちょっと手を伸ばしてその道具のルーツを学ぶのが実は大事だと思うんです。
例えばコンプレッサー。DTMerが今や当たり前の用に使っているコンプレッサーは、沢山のメーカーから様々な商品が販売されています。フリーもいっぱいあります。
DAW付属のものだったり、プラグインメーカーから買ったりと、それぞれが使いやすいものを選択して使用しているでしょうけど、このコンプレッサーにも元となった一つの商品があるはずです。
iPhone→スマートフォン(Android)と普及していったように、一つの道具には、それの元となった元祖がいるはずなんです。
でもことDTMに関しては、最近すごく思うんですよね。何がって、僕って24歳なんですけど、僕ら世代で音楽してる人(特にDTM)ってもう物心ついたときからPC環境で作られた音楽が当たり前なわけで。
でもデジタル環境以前のアナログ環境でも当然音楽制作は行われていました。
今僕らが使ってるDAWというものはMTRやアナログ機材を配線していた制作環境をまるっとPC内に収めるというコンセプトなのだから、当然DAWで使う機能やプラグインエフェクトには元祖となるアナログエフェクターの存在があるということです。(デジタル時代で新たに爆誕した変態系エフェクトなど一部例外もありますが)
現在DAWで行っている操作は、MTR時代から確立されていたものなので、当然その時代のエンジニア達はDAWの操作方法さえ覚えてしまえればあとの作業ルーチンはアナログ時代となんら変わらん訳です。
つまるところDAWから入った世代は既にここで基礎を一つぶっ飛ばしてるわけですな。
そりゃわからんことだかけになるのも当然!
だからアナログ環境時代のことが分からないと、DAWの良さ、悪さというものを本当に理解して使い分けることなんてのも到底出来ない訳です。
「PC制作だからレコーディング時にノイズが減ったけど、高音がきらびやか過ぎてデジタル臭い。だから一回マイクプリを通してからDAWで録音するんだ。」
なんてことも、実機とDAWシステム両方の特性を知っていないと出来ない芸当です。
これと同じようにデジタルだけの知識でも確かに道具は扱える。でも、アナログのことも知っておくと、その分の知識と経験値をデジタル制作にプラスすることが出来ます。
また、元祖というものは機能が必要最小限のことが多いです。つまるところ元祖=基礎なのです。後に登場した派生品はそれを元にして様々な機能が追加されてるだけですから、基礎さえ覚えちゃえばあとはどんな派生品でも応用が効きます。
後々道具なんかどうせどんどん増えていくんだから、基礎を知っておいて増えた道具も応用で使いこなしていくほうが生産的だと思うのです。
歌ってみた等でDAWに触って2mixで躓く方が多いのは、この基礎の部分を触らずにいきなりやってみようとするから情報量が多すぎて挫折したり上手くいかなかったりするのかなーと。(僕もそうでした)
実機は配線等がはっきり視認できるからDAWよりよっぽどわかりやすいのです。
でもさ!!!!
そういうアナログ機材の歴史とかに関する文献とかサイトって全然無いですよね!!(半ギレ)
なんでこんなこと話してるかっていうと、僕最近ビンテージ機材のモデリングプラグイン使うことが増えてきて、勉強するのに困ってるんですよね…。
逆に言うと元祖について勉強したエフェクトに関してはモデリングでも普通のプラグインでもかなり自由に扱えるレベルになりました。やはりルーツを知るというのは効果抜群です。
冒頭でも言いましたが、最近Abbey Road CollectionやCLA Classic CompressorやUADみたいなモデリング系を買い足してるので、自分が買った物がどういう経緯で制作されたものなのかとか、そういう部分を勉強したいんですけど出来なくてお手上げ状態…。
誰か良いサイトや文献を知ってる方居ましたら是非教えて頂きたいーー…